好きなことを無理せず楽しみたい

観劇や音楽鑑賞等について思ったことをそのまま書いてます。無理せず楽しむのがモットー。

ミュージカルジェイミー ~キャスト編~

ミュージカルジェイミー ~キャスト編~

 

観たもの忘れたくなくてひたすらメモ。

気持ち悪くならないように気を付けなければ。

無駄に長いです。

 

 前記事↓

chac0117.hatenablog.com

 

 

 

登場人物全員が好きすぎるので、皆の好きポイントをひたすら語ります。

 

ジェイミー・ニュー

お芝居の組み立て方が全然違うお二人。

 

ウィンジェイミーは明るく、ノリがアメリカン。

多分きっかけさえあればクラス皆と仲良くなれそう。

ちょっと負けん気もあって、ディーンにも屈服しなさそう。心が優しいから暴力的な言動にシンプルに怖がっているような。

LEGGS11の前、取られたヒール取り返そうとしたり、2幕冒頭のキスして撃退するところも、負けん気出ている。

ドラァグショー後のKY具合、いい意味でウザくて好きでした(笑)ミミ・ミーなあたし、皆の注目の的なんだから♪みたいな。

ヒールにだんだん慣れて履きこなしていく過程が見えたり、嬉しい時悲しい時の表情とか、とにかくウィンクんだからこそできることが詰まってて、めっちゃ大好きなジェイミーでした。

歌声も、伸びやかでいつまでも聴いていたい。

インタビューからも、本当に真摯に向き合って作り上げているのが分かったし、ジェイミーなウィンくんに出会えてよかった。

 

颯ジェイミーはとっても等身大。ティーンって感じだし甘えんぼっぽい。

LEGGS11の出演前にディーン達に怯えてマーガレットに「嫌だ!」てごねる所とか、My Man,Your Boyのマーガレットへのママの言い方とか、も~~この子は!って気持ちになる(笑)バス停のヒューゴも対颯ディーンには甘ちゃんな感じだった。

プリティの部屋でIt Means Beautifulと励まされるとき、涙を浮かべる顔が忘れられないです。トラウマを打ち明ける覚悟。

アフトでも言ってましたが、佐藤ディーン本気で怖いらしく、Work of artで膝が震えているとかピュア過ぎて心配になりました。確かに佐藤ディーン、対颯ジェイミーには冷酷さが増してて怖いんですよね。

ウィンジェイミーは負けん気があるから完全に冷酷にはなれない。バチバチしている。

不安定さとか、ティーンの揺らぎとか、そういうのが自然に出てくる、自然体なお芝居で、とっても好きでした。

あとダンスキレキレ。M1でブレイクダンスっぽいのしてたりとかかっこよかった!

 

 プロムのシーンのディーンとのラストがとても好きなんです。

あんなに酷いこと言ってきたディーンに気が使えるなんてジェイミーいい子過ぎる。

井の中の蛙とか、誰も俺にに気づかないとかディーンの精一杯の吐露に対して、「貴方はディーンパクストンじゃない」って言ってあげられるのがね…いい子。

ダンスを誘うシーンは、ジェイミーによって印象が違うなと。
ウィンジェイミーは、ディーンを乗り越えて逆に受け止めちゃうくらい大きくなってる。この後恋が始まっても良いんじゃない?みたいな。
颯ジェイミーは、まだ怖いけど隣でそっとディーンを待ってくれてる、ここから友達が始まるみたいな。

マーガレット・ニュー

瞳子さんのマーガレットが本当に好き。ただの肝っ玉母ちゃんでも、自己犠牲に走る母親でもない、絶妙な、等身大な、母親。

子どもを守るために、良いと思ってやってきたことを否定された時の放心した顔も、そこから、He's My Boyを歌いながら、自分の行いを反省したり、子供を愛する気持ちと尊重する気持ち、子離れの気持ち、叫びのように感じられるパートもあって毎回泣いてた。

♪痛み 幸せ の歌声の色が変わるところが胸に毎回響いてたまらなかったです。苦しいことも沢山あったけど、でも大切なMy Boyなんだって。涙が自然と零れちゃうんです。

純粋に、あんなに泣いているのに歌声乱れずにファルセットも綺麗に歌いこなせるの凄い。泣くと痰からまったり横隔膜痙攣して上手く歌えなくないですか?
He's My Boy後、ヒューゴとジェイミーがバス停でやり取りしている間、舞台上にずっといるんですよ。ダイニングの椅子にドレスを抱きかかえながら。リアルにあの時間、項垂れて自身の行動を振り返っていたんだなと。

その時間を経て、帰ってきたジェイミーに、咄嗟に怪我の心配して、謝って。マーガレットも完璧ではなく人間らしくて、そんな様子が見える瞳子さんのお芝居が好きでした。

 

後は単純に推しと共演が嬉しすぎました。


プリティ

ダブルキャストで全く違ってて面白かった。

 

めいめいプリティが本当に好きすぎて、プリティやってくれてありがとうという気持ち。陰キャというかオタクっぽさがベースにありそうなプリティ。

でも、自分を持ってて、それで自然体でジェイミーの背中を優しく押してくれるの。お芝居も歌声も。
ビューティフルの時、あの歌声とエールが優しくて、ジェイミーが涙を浮かべながら心の枷を解くのがたまらなくて。あそこの二人がとても好き。ボロボロ一緒に泣いた。
グループワークの時のやり取りのニュアンスとか(Spotligft大好きです)、眉毛のくだりで自分の名前を自虐するところとか、自室でのジェイミーへの接し方とか、お姉さんぶるでなくきっかけを作るように見守ってくれる表情・動き・声のトーン全部好き。

 

ののりきプリティはツンとしてて、根暗とかオタクっぽさはない感じ。好きだと思う人には優しいけどそうでない人にはツン見たいな。

ジェイミーとのやり取りは溌溂としてて可愛い。Spotligftリプライズ前の「大事な所は小俣に隠して」というセリフに、んも~ってツッコんでくれる。

8/28マチネで、アイライナーをセットの下に落としちゃったときの颯ジェイミーとわーきゃーしていたのが最高に可愛かったし、その後咄嗟にリュックからノートとペン出してリカバリーしてたの素敵。

あと、M1でりゅじディーンとジェイミーの足マッサージ取り合って突き飛ばし合ってたりとか、8/28マチネでは、颯ジェイミーの靴を脱がすディーンの靴も脱がそうと床にひっ倒して足掴んでたのハイパー可愛かった。ののりきプリティとりゅじディーン仲良さそう。でも、プロムでのディーンに反発するシーンは逆に容赦がなくて、ディーン毎回泣かされそうになってて気の毒な気持ちで観てた(笑)

 

Beautifulのリプライズ、表情が悲しそうなんだけれどあそこってどんな意味なのだろう。私は、これから想像できるジェイミーの過酷な出来事にエールの気持ち、共感の涙なのかと思ってた。

一緒に観てた知人は、ジェイミーに恋心があるけど親友と言われて悲しいのでは?と言ってた。色々解釈できそう。


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ディーン・パクストン

スケジュールの関係で、ここだけ佐藤ディーンしか見られなかったんですよね…

推し殿なので、冷静に観られてないから、作品としてどういう立ち位置なのかをもっと公平に観たかった。

ディーン、もう一人の主人公的でもある気もしました。

ジェフリーさんが言ってたけど、ディーンからスタートして物語を理解したと。

ジェイミーとディーンは対になる存在だと。

きっと彼には心から安心できる人も、寄り添ってくれる家族もいなさそう。だから虚勢を張って恐怖政治でクラスをまとめるしか自分の居場所が無い。

プリティのプロムで反撃されているシーンは、スカットというより、見てて痛々しかった。

ジェイミーのおかげでやっと虚勢を壊せて、一歩踏み出せたディーン。これから変われたらいいね。

個人的に、後半から初めた跪いてダンスを申し込むのより、ムッとしながら手を取るのも彼なりの精一杯って感じで好きだったので、どっちもやって欲しいです(強欲)

推しなので、別記事で思いのたけは叫びます。

好きな作品であればあるほど、推しの感想がポンポン出てきづらくなるの何だろ。

満足しちゃうの?

 

ファティマ

サイズ感がちっちゃくて可愛い。

ベッキーと並んでワチャワチャしているとちっちゃいものクラブで可愛い。

歌声がパワフル。

所々空気読めて無いのいい味出しているし、ジェイミーがプロムは入れないことより、プリティがクソって言った方にリアクション大きいの愛しい。箸が転んでもおかしいお年頃。

若いころのマーガレットも演じてました。ヅカ脳だと、回想シーンでは踊るという謎の固定概念があるので踊らないのが慣れない(笑)。ダンス上手いですし、もっとダンスしているのも観てみたかった。

WWS1でエニィボディズ演じてた方だったのね…!

 

ミッキー

Everybody’s Talking About Jamie で♪ノーマン とか ♪男とキスした(あわ~)

みたいな剽軽な感じのお芝居がツボでした。

ディーンにチ〇コのサイズ聞かれているセリフはりゅじディーンのアドリブなのね。

8/28は、「ちょっと見せて」って舞台上まで出てきたの面白かった。

個人的には「丁度いい」って答えてたのが面白かった。


イード

クラスメイトで大人な感じのポジション。

ディーンにプロムでフォローするも、振り払われてからの表情とか見てて辛い(ディーンモンペ)

ダンス好きです。

本編で関係ない所で繰り広げられてたベックス・リーバイとの恋愛劇が地味に気になりました(笑)。


サイ

気の弱いアジア人。

りゅじディーンにいじめられててかわいそうだったな…

彼の恋は果たして実るのか。


ベックス

強いギャル最高。ベッカとのコンビも好き。

パワフルな歌声が好きです。

プロムで、プリティに「いいじゃん」って褒めるところも、「プリティがクソって言った」て言うところも、ツボ。

8/28 1組目の千穐楽ですでに泣いてらしたの本当にいい子…と泣けた。

まだ22歳なの…これからが楽しみです!


ヴィッキー

ちっちゃいものクラブ。目鼻立ちが華やかで小柄だけれど喜怒哀楽がはっきり分かってキュート。シャカリキダンスがツボでした。


ベッカ

莉奈さん、舞台上でお芝居をちゃんと見るのは初?

ロミジュリ初演でジュリエットやってて、CD死ぬほど聴いているので、生で歌声が聴けたの感動。

スタイルが良過ぎて、アフロみたいな髪型なのにバランスが取れているの凄い。プロムドレスも凄い素敵でした。

ディーンとは1軍カップル的なのかな?唯一ディーンに強く出られる登場人物でした。彼は彼、私は私で、自分で考えて、行動する女の子で大好き。相方に影響されないし、ディーンが悪ければちゃんと言ってあげられるのも素敵。
最初はディーンしんじらんない!が強かったけど、ちょと彼を気にかけてる様子もあって、優しい子なのだろうなと。

ベックスとのコンビ最高に好きですし、強いギャル好き。


リーバイ

ダンスが好き。バレエとかコンテンポラリーが基礎にあるダンスを踊る男子が好きです。もっとガシガシ踊っているシーンを期待した。

8/28ソワレで、サイードにタイマン申し込むって言われたけど、その後どうなったのか(笑)Work of artでサイードとすれ違った時怯えてたのが芸が細かくて面白かった(笑)

 

川口竜也さんのご子息ですか。後から知った。

お父様にいつもお世話になっております…。

 

ミス・ヘッジ

樋口ヘッジ、立ち姿もキリリとしてて、椅子に座っても背筋まっすぐでかっこよかった。

M1の先生のターンのラップ強くて最高。

Work of artも怖かったけれど、歌い出すと来たきた~!!みたいな高揚する気持ち。

推しとデュエットが聴けて耳福、眼福、個人的に喜び。

嫌な先生だけではなくて、絶妙な表情をしていて、どこか思う所もあり葛藤しながら自分の信じる規範を守っている気がして、憎みきれない。特に、ジェイミーにプロムに「入って」という時の表情、涙を絶えるような切ない顔も見せ、自分がやってきたことは正しかったのか、迷う姿にぐっと来た。

ジェイミーに靴を褒められて「あなたも」と答えるところも、教師としての彼女から、少しだけ本来の自分が滲み出てきて好きでした。

そこに、ベッカベックスコンビでダンス教えて~って絡まれることで、笑顔見せられたのがね。まじ気を使える強いギャルたちよ。

 

みりおんヘッジは、育ちが良くて生まれ持った正義感を曲げられない新任教師という感じでした。
最後、ジェイミーにプロム会場へ入るよう伝えるときの顔が、涙を耐えてて、こちらもぐっと来てしまった。

こういうリアリティのある役、新鮮でした。

宝塚時代からずっとファンで観てきているので、この作品で流司君と共演して隣に立って演技しているのを見られたのに感動。しかもWork of art一緒に歌うの震えたわ。

 

イカ・バージン

いずみんライカはズルかったですね。ピンクでキュートなドラァグクイーン。メイクが泣きそうな感じので、一人少女漫画みたいな。Kawaiiが詰まってた。声が一人高くて特徴的で、ちょっと発声するだけでも印象的なのずるい。

Forever21よ♪って言ってるのが可愛い。

LEGGS11に乗り込むところの「21歳よ!」って言って学生集団にもみくちゃにされるの可愛いし、どこかの回で「実は大体50歳」って言ってたのもズルかった。

メイクも可愛い。

可愛いしか言えない。

感動してすぐ泣いちゃうのも可愛い。

 

永野ライカさんは、ベテラン勢に混ぜられて可哀そうでしたが(笑)普通に美人さんでしたね。

初日「乳首で風が凍る」って言い間違えて、トレイ姉さんに拾われて弄られてたの可愛かった。

 

トレイ・ソフィスティケイ(ヒューゴ/ロコシャネル役カバー)

正直、ドラァグス登場したら圭吾さんに夢中でした。

私、圭吾さんここ数年ドラァグクイーンな姿しか見てない?

ひたすら美しく所作も最高でした。メイクも強そう。ラメ綺麗。

若いころのロコシャネル、少女のような顔が可愛かった。あそこもう、お三方の顔芸が面白すぎた。ドレスが白→赤になった瞬間に拍手が起こるの最高。

 

LEGGS11に乗り込むところ「皆殺しよ」って言っているの強そう。

ヒューゴが手を拭いたタオルを吸って恍惚な表情をしていたの好きです。

ラスト、フィナーレで鞭振り回して舞台セットに電撃が走るみたいな演出が好きでした。

レイ

ヒールに革ジャン。

ハスキーな声がとっても素敵。

レイは下手するとマーガレットとキャラかぶると思うんです。肝っ玉のある強い女性みたいな。

でも、瞳子さんと保坂さんの役同士のバランスが良くて、二人の性格の違いが見える。

マーガレットは、やはり当事者ゆえの揺らぎが見えたり、弱さもある。レイは他人だから、率直な物言いをして閉鎖的になりそうなニュー家族を解放してくれる。

ジェイミーに「僕にはパパがいないみたい」と吐露するところ、まず、辛い、悲しいという気持ちを受け止めてくれてのが好き。ジェイミーを思いやって寄り添ってくれているのが分かる。ただうわべだけで「あの男はひどいやつだから」と否定から入らず、受け止めてくれるのが家族のような関わりなんだと思った。


ジェイミー父/サンドラ・ボロック

真逆の役柄で、切り替えもメイクの早替えも本当に大変そうでした。

サンドラは、コミカルな役どころ。

扇子芸が面白かった。ヒューゴにうるさいと言われたり、歌唱中にトレイさんのお顔を隠しちゃったり、分かっているのだけど毎回笑ってました(笑)

歌声は言わずもがな。

 

逆にジェイミー父はいつまでも平行線で、観てて逆にスッキリしました。


ヒューゴ/ロコシャネル

石川禅さん最高of最高。

歌いだすと空間がガラッと変わり、石川さんワールドに包まれる感じでした。

ロコシャネルの曲も好きなんですけれど、Over the Top がとにかく大好きで。ドラァグクイーンのお三方との掛け合いもいいし、とっても励まされて、辛い時は、心にヒューゴを宿して、Over the Top歌いながら頑張る。

 

長すぎた。

力尽きたのでここまで。

 

後で追記するかも。

 

Ocr: Everybody's Talking About