ベルサイユのばら45
ベルサイユのばら45
~45年の軌跡、そして未来へ~
2/3マチネ、2/5マチネの2回行かせていただきました!!
実は、ベルばらを生で観劇できたことが無いので、興奮しきりなひとときでした。
序曲のあの音楽、ごらんなさいの電飾で彩られた舞台装置と、小公子・小公女たちの歌、映像で繰り返し見た景色が目の前に広がっていて、夢心地でした。
流れとしては宝塚におけるベルばらの舞台公演ヒストリーを昭和・平成と区切って紹介。それぞれの年代の代表OGがパフォーマンスしてくれました。
そして、名場面を一通り演じ、かつフィナーレのダンスまでやってくれるという大盤振る舞い!震えた!!
バスティーユは泣いた。
レジェンドたちの変わらないパフォーマンスと歌声、ベルばらというブランドはこうして繋がっているのだと知ることができました。
演出とか、脚本とか本当にいい加減見直して欲しいな・・・という思いもあるのですが(毒)、あの音楽が流れた瞬間どこかへ行ってしまうベルばらマジック。
かなめさんのオスカル様が観たいという一心で、チケットを押さえたのですが、それよりも緒月さんの、づっくんの活躍ぶりにひたすら笑ってました。
OPの紳士役として、専科の花形さんと並んで舞い踊り、アラン・ド・ソワソン役まで演じるなんて!!
アラン役観られて嬉しいよ!!
滅茶苦茶貫禄と渋さのあるアランだったけどな!原作はもうちょっと若い青年じゃなかったかい??wwケツ顎健在。
づっくん最高でした。
かなめさん、スケジュールの関係で東京の1日、しかもフィナーレの「花のいのち」のみの登場。でも、フルで歌ってくれたし、オスカルのあの白い天上衣装着てパフォーマンスしてくれたのは嬉しかった。
生でかなめオスカルが観られて、一片の悔いなし。
鬘の色から等身から全く違う。顔ちっちゃいしスタイルいいし、本当、スケジュールが合うなら名場面集も一通りやって欲しいくらいでした。軍服オスカル見たかったよ。
歴代のオスカルを見て、やっぱり私の中の理想のオスカル様はかなめさんのオスカルなんだと思った。凛々しいオスカルなんです。
他の方の演じるオスカルは演出家の意向もあると思うのだけれど、やっぱり女々しく思ってしまう。声色をあえて高くしてるのか、それが何だか自分の思うオスカルと違っていて。かなめさんのオスカルは、声もどちらかというと低めで、凛々しさを前面に出してくれている。バスティーユのシーンも鬼気迫る感じと、アンドレの不在とで揺れる表情とが絶妙で、その印象が強くて他の人の演じているのを見ると何か違うと思ってしまった。
人によって演じる解釈が違っていいと思うので、他の人を批判しているわけではないです。ただ、かなめさんのオスカル様が大好きだという話ですからね。悪しからず。
滅茶苦茶かなめさんオスカルのDVDが見たくなった。実家にあるので見られないの辛い。
名場面が終わったら、フィナーレ名場面集?もやってくれたのが、本当に感動でした。
水さんの薔薇のタンゴかっこよかったな~。薔薇のタンゴってなんやねんって話ですけれど、水さんの背中と腕の筋肉の美しさ、ダンスのキレ、それに従う男役(OG)、全てが凄すぎて。現役じゃないのに、皆キレッキレに踊っててかっこよかったです。
私の中での水さんはカッコいいなんですよね。
ここでもづっくんいい所で踊ってたな(笑)
水さんに関しては、生でエリザアニバーサリーのトート閣下、今回はオスカルと見たいものが毎回見られて、幸せです。
となみさんのアントワネットが見られなかったのが残念。
「小雨降る径」も、生で見ると素敵。ちえてるver.が見たくなった。
和央ようかさん・星奈優里さんのフェルマリのお芝居も最高に震えたのですが、お二方の「ボレロ」が、本当に素敵すぎた。ただ見つめ合って歩いているだけでも、そこに色気と物語が生まれていて、見入ってしまった。
現役生にも負けてない。むしろ、貫禄さえありました。
エトワールは初代マリーアントワネットの初風さん。結構なお歳だと思うのですが、あの艶やかな歌声を変わらず披露されているのが凄い。エトワールが聴けたことに感激。
カーテンコールで、かしげさん、水さん、かなめさん、づっくん、そらくん、キングetc.大好きな雪組っ子がそろってアイコンタクトしてたのが、嬉しくて、夢の共演だよな~と涙が出ました。
自分が生まれる前からの名作を、こうして歴代のキャストが再び演じてくれたのが嬉しくて、感動しきりでした。
今度は、本公演を生で見たいです。チケットにご縁がありますように。