王妃の館/VIVA!FESTA!
ミュージカル・コメディ 『王妃の館 -Château de la Reine-』
~原作 浅田次郎「王妃の館」(集英社文庫刊)~
脚本・演出/田渕 大輔
スーパー・レビュー 『VIVA! FESTA!』
作・演出/中村 暁
ライブビューイングでみりおんのお見送りをしてきました。
王妃の館は、とにかくコメディ。ゲラゲラ笑ってしまった。
北白川さん最高。本当にキモイ。トップ男役にこんな暴言吐くことになるとは思わなかった(笑)
まぁ様のとにかく長い手足を最大限生かした全力変な北白川走りに爆笑。格好もへんてこりんな派手なスーツ着て、でもめちゃくちゃスタイル良いからなんだかキマッてて。
本当にキモイ(誉め言葉)
一方シャカリキみりおんそのまんまな桜井玲子がひたすら一生懸命で可愛かった。本当みりおんはこういうちゃきちゃきした女性を演じるとすごくいいよね!衣装がすべてポップで派手なのに上品に着こなしててさすが娘役!
まこクレのイチャイチャについ応援してしまって、最後クレヨンからキスした後、誠が男の顔になってキスするところ不覚にもときめいてしまった。てか、男役がオカマやるって一周回って通常の性別に戻ったことになるのに、いい具合に2丁目感出てて、蒼羽りくやるな!大好きと思った笑
澄輝さやとさんも、以前はちょっと押し出しが弱い印象だったけれど、すごくのびのび演技しててはまり役だと思った!ヘタレめ!!
愛ちゃんのヅラキャラ最高。ズレてますよって何度も北白川さんに指摘されてて面白かった。あと一番漢気があった。最後は金沢さんがみんなを抱え込んで終わったけれど大丈夫なの?そんなに景気良いの?THE大阪人な見た目なのに超絶スタイルがよくてな・・・。
そんな金沢さんに一途なミチルまどかたんが、ショーパンできれいな足ずっと出してるのたまらなかった!可愛い!!すごいギャルの恰好なはずなのにケバくならない娘役ミステリー。
ルイ14世まかじぇ、さすが星組出身コスプレがよくお似合いで←
太陽王ルイ14世、威厳満点でカッコいいのにどこか間抜けで愛嬌があった。歌うまくなったよね~やっぱりちえちゃんの歌い方というか息遣いなんだよな~レオニズム!立ってるだけでメンズ感ハンパないし。体格に恵まれている。
組長・副組長コンビがいい芝居してた!素っ頓狂な登場人物の中で普通の人演じてて埋もれてなかった。さすが!
戸川くんずんちゃんがかわいくて可愛くて・・・一番ダブルブッキングな無理行程に振り回されててかわいそう。なんだか助けたくなっちゃう人柄。でも、宿泊先が日中しか使えないって普通言われたら協力するか?日中の観光も十分できず夜間は眠れないとか結構むちゃくちゃだけど・・・σ(^_^;)
こういうがっつりコメディは宝塚で見たことなかったので本当に楽しかった!こういうのもっとやってけばいいと思うよ!まぁ様になってからこういう明るいトーンの作品が多くて楽しい。と言っても大劇場公演しか見られてないんだけど。
VIVA!FESTA!は、うらら様ミリオンのおみ足の美しさね。かなめさんのパイナップルの女王まではいかないけれどいいもの見られました眼福。
まぁ様の闘牛士姿がかっこよかった!足上げたときの長さよ・・・
ソーラン宙組めっちゃ楽しかった!映画館みんな静かに見てるから盛り上がり切れなかったけれどもっとC&Rしたかったよ~(><;)まかじぇがイケメン過ぎて!リアル男子!!抱いて!!!
どっこいしょ~どっこいしょ~ソ~ラン宙組!
みりおんが菫色のドレスで男役たちとそれぞれタンゴするところ、それぞれと眼をっしっかり合わせて大切に愛おしそうに踊ってて、ずんちゃんとか泣きそうになっててたまらない。
その後の黒燕尾で涙の決壊崩壊。みりおんのMで並んでて、綺麗。せり上がってくるまぁ様がかっこよくって。
真っ白なドレスのみりおんと燕尾服のまぁ様のデュエットダンスは本当に美しかった。やっぱりこの二人のダンスは華やかでクラシカルで上品。ちえねねのセクシーダンスも素敵だけど、この二人の上品で爽やかで滑るように踊る姿にうっとり。同時にもう見られないのだと思うと涙が止まらない。
ダンス後銀橋で一度礼してはけるところを、まぁ様がみりおんにもう一度拍手を促してて、本当にできた男だと・・・・(女性です)
最後のパレード、まぁ様だけ真っ白でまぁ様が退団しちゃいそうだった。次でまぁ様も退団だもんなぁ・・・(´;ω;`)ブワッ やだよう、もっと見てたかったよう、早いよう。
大千秋楽ですから、みりおんのサヨナラショー付きです。
もう涙が止まらなくて大変。
全ての曲をその当時の思いも載せて歌っていて、曲ごとに空気から変えて歌っている様に、9年の歳月と、5年間トップとしての積み重ね、常に進化をしてきたみりおんを感じました。
アイスブルーなんて、お披露目の時と全然違った。貫禄あったもん。
「私だけに」はもう鳥肌です。エリザやってた時はうまいけれど、華やかさが欲しいと思ってたりしてたんですが、今日は全然違ってました。来年か再来年にまた東宝でエリザやるという噂があるので、みりおんなら安心ではないでしょうか。
まぁ様と再びデュエットダンス。もう、目に焼き付けたいけれど涙で視界がにじむ。ミリオンが本当に幸せそうなんだよ。まぁさまが両手を広げて迎えてくれる、その胸に安心して飛び込んでいく様子にたまらなくなった。美しい・・・。
最後、世界に求むをみんなで合唱。この曲は私が宝塚に出会った最初の曲で思い入れも大きく、これをまた今の宙組で歌ってくれたことが幸せでした。
今、いろいろと世界情勢的に不安定になってきてて、対岸の火事でなくなってきてる時にこの曲は改めて聴き入ってしまった。祈ろう明日を、この世界に希望を。
すっしーさんのみりおんの今までを読み上げるところ、愛にあふれててもうダメ。
みりおんの挨拶もダメ。涙が止まらない。まぁ様へのお礼も心からの言葉だったな。
まぁ様と本当に心の底からのびのびとお芝居ができた、それが空気感としていてにじみ出てて、万感の思いってね。
様式美を大事にする劇団でファンだから、あまりはしゃげないってのもあるけれど、本当ならハグして思いっきり今日の思いを分かち合えればいいのになと思った。
まぁ様も常にみりおんを立ててくれて、本当にできた人だ。こんなにあったかくてよい人柄のにじみ出ているトップの下で、宙組みんながのびのびしてるのが素敵。
最後、ソーラン宙組!でみりおんがかわいかった。花束代わりに持ってあげてた愛ちゃんが面白くて笑わされた。
かなめさんは本人の持ち味もあるけれどとにかく孤高のお人だったからね、ファミリー感はとうじはなかったよなぁ。
本当に暖かくて素敵な千秋楽でした。
みりおん本当にお疲れさまでした。今後どうされるのか分からないけれど、また舞台に戻ってきてくれるのではないかと期待しつつ、今後も見守っていきたいと思います。
そして、宙組の皆さんも千秋楽おめでとうございました!本当に最高だよ!!
このベストセラーを、宝塚歌劇ならではの演出を加えミュージカル化致します。
パリ、ヴォージュ広場の片隅に佇む「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ」は一見客の宿泊を許さぬ高級ホテルだが、実際は深刻な経営難に陥っていた。そこに目を付けた旅行社「パン・ワールド・ツアー・エンタープライズ」はホテルとタッグを組み、高額の“光ツアー”、格安の“影ツアー”それぞれに同じ客室を利用させるという奇策に打って出る。しかし集まったのは風変わりな人気作家ら、一筋縄ではいかない癖者ばかり。かつての城主、ルイ王の物語が紐解かれる中、様々な騒動を繰り広げるのだが……。
なお、この作品は演出家・田渕大輔の宝塚大劇場デビュー作となります。