好きなことを無理せず楽しみたい

観劇や音楽鑑賞等について思ったことをそのまま書いてます。無理せず楽しむのがモットー。

ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”

ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”

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recordofmemories.jp

 

youtu.be

 

Beforeコロナの世界。

いつまでも夢心地が止まらない作品でした。

 

 

 

本当に、このライブをこのような形で残してくださって、関係各所のみな様に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

嵐が最後に有観客でできたコンサート5×20Tour。

(厳密にはジャニーズのカウコンもあったけれど)
残念ながら、その後コロナの影響ですべてのライブが中止となり配信になりました。

だから、Beforeコロナの世界で、このような形で、メンバーもファンも最高のコンサートを共有したいと必死だった1ページを、丁寧に残してもらえたのが幸せです。

 

「さあ、映画館で夢の続きを始めよう」というキャッチコピーも本当に、そうなんですよ。

あのとき、コンサートで共有した時間をぎゅっと真空パックに閉じ込めて(By櫻井翔)、また開けてみたみたいな、あのときの続きを体感できるんです。

終始、涙が止まらなかったです。

 

Dollby Cinemaについて

普段、あまり映画は観ないのでDollby Cinemaは初めてでした。

本当に映像と音響の迫力、会場にいるようなリアルさが凄かったです。

日舞台挨拶が通常の映画館だったので、比較できたのですが全世界のみんな、Dollby Cinemaで是非観てくれ!!と激推ししたいくらいのクオリティです。

まず、音の迫力が凄いです。360度たくさんのスピーカーが設置されているので、本当に客席で立ってライブを観ていたときと同じ感覚になれるのです。音に包まれる、音圧を全身で浴びあられる、ファンの歓声に包まれる。

もう、その現場にいるファンの一人になれたようで、それだけで涙があふれました。

そして、映像の美しさと迫力です。ライトが本当にそこで照明として光っているような光と闇のコントラスト。

だから、正直見終わったときとても疲れました。光の迫力が凄すぎて。

 

映画という形に残したこと・見せたかった景色

5×20Tourは、ツアーとして円盤になっています。

ライブDVDが出ている中、映画としてわざわざ映し出そうとしたのは何なのか。

堤監督がインタビューで何度もおっしゃっていましたが、メンバーの”表情”に焦点を当ていたとのこと。

「嵐は甥っ子のような存在」堤幸彦監督が『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』で伝えたかった“嵐らしさ”|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS

『5×20FILM』堤幸彦監督が伝えたかった国民的アイドル・嵐の“言葉より大切なもの” | ORICON NEWS

この映画は、演出や全体のパフォーマンスを映すよりも、ちょっとしたメンバー同士のやりとり、目線、客席を観る瞳、メンバーから観たドームの景色を映していました。

だから、演出や全景をもっと観たいという方は、ライブDVDを購入し観ていただいた方がいいと思います(販促)。

www.j-storm.co.jp

 

正面からパフォーマンスを観ているときには気づかない、背中ごしにちょっかい出し合っている様子や、目線を合わせて笑い合う顔。ステージ上からカメラを客席に向けるため、ステージ演出の裏側でのやりとりや、メンバーから見える東京ドームの客席の景色が体験できるのです。

通常のツアーと別日に、このツアーを撮るためだけに「シューティング」という回を作り、ファンの協力の下、カメラも125台導入し、ファンの目線の前に撮影舞台が横切ってもいいという通常と違う手法をとり、作り上げた映像。

さらに、ファンの表情も切り取られて写っているんです。

本当に幸せそうで、楽しそう。

もう、楽しそうにステージを見上げるファンの表情を観るだけで涙が出てくる。

 

“Record of Memories”個人的ベストシーン

上げだしたらきりが無いのですが、とにかく櫻井担としては「アオゾラペダル」でのピアノ演奏シーンの映像が本当に素晴らしくて、素晴らしすぎて、客席で震えながら泣いてました。

果てない空歌唱後、無音の中ピンスポを浴びて独りグランドピアノへ向かう背中を、じっと映すんです。

あえて無音にしたと堤監督がおっしゃっていたのですが、客席もかけ声をかけたり声援を送ったりせず、じっと見つめている緊張感。直前までずっとパフォーマンスをしていて、汗だくな翔さんが、息を整えながら、集中していく過程が凄くリアルに映っていて、固唾をのんで見守るとはこのことかという気持ちになりました。

そこから、ピアノソロ、ペダルの踏み替えなども丁寧に映されています。

メンバーが登場し歌が始まると、安心したような顔で息を深く吐き、そこからバンドメンバーとアオゾラペダルを一緒に演奏。もうこの息を吐く瞬間を見ていると、本当に緊張していたんだなと言うのが伝わってきて涙。

ラスサビから会場中のファンと歌を一緒に歌い、最後の最後の1音まで魅せる弾き方で奏で切ったあと、客席を見上げるやりきった表情、ファンと曲を共有できた満足感でくしゃっと嬉しそうに笑う顔がもう素敵すぎて、丁寧に切り取ってくださりありがとうございますの気持ちでいっぱいになりました。

 

そして、Believe。これも本当に櫻井担として感無量な映像でした。

ここは手持ちカメラがステージ上に常にいて、一人一人を近距離で映しているのですが、だからこそよりリアルな表情が映し出されていて臨場感たっぷりなんです。

間奏でサクRapが入ります。そう、櫻井翔の見せ場です。

天井から垂れ下がっている5本のシルクスクリーンが翔さんのところだけ上に上がって、翔さんがステージの前方に出てくるんですけれど、その直前、そのシルクスクリーンの内側にカメラがいて、中心に翔さん、それを取り囲んで4人が円を描いて踊る部分、翔さんを取り囲んで踊っている様子は、客席側から絶対に見えない画です。

そして、スクリーンの前に出る前にみんなで中心に手を伸ばす振り付けが、翔さんを送り出すような4人の仕草に見えて、胸が震えるわけです。

あの映像と演出を文章で伝えるの難しいですね、伝わっていると信じています。

そして、ラップソロを歌い、恍惚の顔で客席を見上げる”漢”櫻井の表情を抜いた後、後ろからスポットライトを浴びて逆光になっている翔さんの全身のシルエットと、Domeの客席が全景で写ります。彼はこんな景色を見ていたのかと、思わずうめき声が上がりそうなくらい格好いいのです。

曲に合わせてそのシルエットに並ぶように4人が出てきて5人の並びになる流れが本当に、本当に格好良かったし、この画を考えた人天才だって思いました(伝わってくれ!)

 

他にもたくさん素敵な映像たくさんあったのです。

前後しますがOP、「感謝カンゲキ雨嵐」から始まるとき、真っ暗な景色から曲が会場に流れていくのが感じられ徐々に明るくなり、実は松本潤の手のひらに乗っているドローンからの映像とわかったときのわくわく感。

嵐はこんな風にドキドキしながら幕後ろに待機してるのだと体感できてそれも最高。

そして、松潤の手のひらからドローンが飛び立ち、メンバー一人一人を映した後ステージ上を、客席を、全景を写して飛び立っていくのです。

そのドローンがラスト、また5人の手のひらに戻ってきて着地して映像が終わるのも粋な演出過ぎます。

 

Breathlessの映像美、Lucky Manのポップな演出とジュニアに焦点を当てたパフォーマンス、BLAVEの振り付けとJr.の登場する効果、格好いいにもほどがある。

松潤の指揮に合わせてオケが登場し、生演奏のCOOL&SOULとか、迫力がやばいですし、オケアレンジの伴奏が好きすぎました。

 

大野君のダンスソロのキレと無重力感、雷の映像と合わせてとてもCool。

ダンスナンバーが本当に格好いい。最後までガシガシ踊ってくれる5人に感謝。

にのの果てない空、ソロパートを増やしてニノの歌声の圧倒的な熱がわかる演出。

相葉ちゃんのしゃかりきパフォーマンスと、どこか癒やされるような抜け感。

 

GUTS!でのワチャワチャ、Trouble Makerで翔潤のハートビートも漏れなく切り取って画に残してくれている細かいところも好きです。

 

エンドロール、アンコールの歌がバックに流れていますが5曲分まるっとエンドロール。関わっている人の多さに感動ですよ。なんで重いエンドロール。長い笑

 

エンドロール開けて、トリプルアンコールの嵐を呼ぶファンの歓声を、舞台裏でニコニコしながら無邪気に聴いている5人の姿で締められるのがまた粋で………

もう、映画を見終わった後は感無量でしばらく動けないくらいでした。

 

 

本当に本当に、感無量な映画ですし、嵐に興味が無い方も是非見て欲しいです。

とにかく多幸感に包まれて、夢の続きを体感できる映画でした。

まだやっておりますので是非!