好きなことを無理せず楽しみたい

観劇や音楽鑑賞等について思ったことをそのまま書いてます。無理せず楽しむのがモットー。

舞台『炎炎の消防隊』-破壊ノ華、創造ノ音- 

舞台『炎炎の消防隊』-破壊ノ華、創造ノ音- 

 

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会場:Zepp Yokohama

 

色々辛口。すみません。

 

 

新年一発目&27歳の流司くんの舞台、かつ新しい役ということでわくわくしながら会場へ。

 

予習しない派なのですが、友人に炎炎の消防隊の紅丸役を推しが演じるんだ~とお伝えしたところ、原作が面白いから絶対見て欲しい&紅丸最高に格好いいキャラだからとにかくアニメを観て欲しいと強く勧められたので、事前にアニメを視聴しました。

消防隊のヒューマンドキュメンタリー的なのを想像していたら、全然違ってびっくり。

死生観とか・宗教・政なんかも絡んでいて、どんどん引き込まれました。

月の描き方とか、背景の描き込みやキャラクターデザインに既視感を覚え、調べたらソウルイーターの作者だった。そりゃ好みの絵柄と世界観だよな~。

作者の趣向や思考は好きでは無いけれど、作品は好きです。

 

原作では、戦闘の見せ場が空中アクションばかりなので、舞台上でどう表現するのか想像できないまま会場へ。

 

キャストについて

りゅうじくんの紅丸。直近までサスケ演じていたし、系統として黒髪でクール、赤目、最強キャラとかぶる部分も多かったので、演じ分けとか作り込みが大変そうだな……と思ってました。

そんな心配杞憂でした。本当に、りゅうじくんの演じる紅丸は最高でした!

というかずるいですよね、こういう役回り。格好いいところ全部持って行くのね。

 

改めて、ステージに立ったときの圧倒的な”華”を感じました。今回のステージは若手が多かったので、より、りゅうじくんの舞台掌握力が目立ってました。

ステージ上に登場するだけで目が吸い込まれるし、纏の扱いも綺麗で「最強キャラ」をバシッと決めてくれていました。

特に、ナルステで培った、”プロジェクトマッピングの映像に合わせて技の見得を切るスキル”が遺憾なく発揮され、生身の殺陣以外の、異能力技を映像で魅せるのが上手かったです。もちろん生身のアクションも素晴らしかった。

また、ワイヤーアクションの魅せ方も凄かった。

いつから練習していたのでしょうか?あれって垂直に浮くのも大変だって松潤が言ってたよ(MJウォーク参照)

ワイヤーで空中に飛び立つアクションも自然だったし、浮いてからも吊られている様に感じられない所作で、なんかもう、妥協無く毎回やり遂げる気概に感動しきりでした。

(ただ、星空に箒にまたがって飛んでいる魔法少女感もあった。ファンタジー。)

ナルステのエアリアルの経験があるから、空中での体幹とか姿勢とか、その辺も生かされているのでしょう。本当に何でも一定以上のクオリティで出来るの凄い。

 

戦闘シーン等派手なシーンはバッチリ魅せてくれるし、そうで無いシーンでは、素のりゅうじくんの人柄に近い、義理人情のある感じがぴったりでした。人の上に立つには覚悟が決められないうだつの上がらない感、凄く素敵に演じられてて、紅丸の魅力を最大限に魅せつつ、舞台を引き締めていたと思います。

「ぶっ壊してやる」の台詞がこんなにも似合う俳優は他にいるでしょうか、いや、いない 笑。

 

他のキャストさんについて簡単に。

 

牧島くんのお芝居が好きだなと思いました。声もいい!

森羅は基本空中アクションだから、原作の再現でワイヤーアクションや蒸気の噴射など、細かい演出をやらなきゃ行けなくて大変だっただろうなと。

主演として骨太な演技もしつつ、気怠い色気もある感じが好きだ。

他の舞台も観たいです。サロメ行くか。


この舞台で一番ツボだったのがアーサーの龍儀くんです。原作通りおバカなところが本当に面白かったですし、細やかに小ネタをやっていて、それも面白かった。たくさん笑わせていただきました。

 

火縄役のばばりょさんも、ずっと気になっていて観たかった役者さん。よく、緒月さんのインスタに出てくるし、ちゃんと演じているところを観られるのを楽しみにしておりました。とても、上司として第8を引き締めてましたし、かっこ良かった!

 

ナルステからの星波さんも、相変わらず美人さんでアクションもキレキレ。りゅうじくんとのアクションも観られて良かった~。

 

和泉さんは、あそびばのイメージが強くて、出てくるたびに「イケおじ枠のしゅうへいさんだ…」ってなってた。

 

バルカン編は正直、中心人物二人のお芝居がちょっと棒過ぎてうむ…という感じでした 笑

 

ストーリーや演出について

物語は、浅草編とバルカン編の時系列を変え、平行して進めていました。

一番の見せ場を、浅草編ラストの鬼との戦いに置いて、そこへ向けて物語をまとめていました。

正直、エピソードを並べたという感じの脚本だったので、テンポ感や場面転換はう~~んという感じでした。

 

2.5舞台って難しいですよね。漫画の世界を舞台上に再現するために、特殊演出にこだわると、お芝居や中身が深められなかったり、準備が間に合わない感じ。

”再現度”も大事ですけれど、”舞台作品として成立しているか”もより大事ではと改めて考えさせられました。

 

会場について

舞台観劇としては初めて来た箱、Zepp Yokohama。

ライブ用だから観劇するには辛すぎる椅子でした。腰と背中が死ぬ。

2階席は、尾てい骨くらいまでしか背もたれの無いベンチ椅子だったので、2時間も観劇のためにじっと座るのは辛いです。横幅も狭いので、隣の席に男性とか来ると狭いしガンガンぶつかるから辛い。
2階席の1~2列目は映画館みたいな、頭まで背もたれがあるふかふか席だったので、あの会場で舞台を見るならここが正解かも。

劇場不足ではあるけれど、集中して観られない会場は辛いです(涙)

 

 

残念ながら大阪公演は全公演中止と言うことで、完走できなかったのが悲しい。

多分回数を重ねてさらに良くなっていったのだろうし、千秋楽の映像が円盤に残ってくれた方が個人的には嬉しかったので、時勢とはいえ辛い。

しかも開演時間になってからの中止発表ですからね……。何ともやるせない。

 

改めて、無事に幕が上がること自体厳しい状況になってしまったのだなと落ち込む結果になってしまいました。

 

また、今回大変なアクションにも挑戦されてましたし、準備期間を思うとカンパニーも悔しいだろうなと。

流司くんがどうか少しでも気持ちが楽であって欲しいなと思うばかりです。