好きなことを無理せず楽しみたい

観劇や音楽鑑賞等について思ったことをそのまま書いてます。無理せず楽しむのがモットー。

ミュージカル刀剣乱舞 -東京心覚-

 

ミュージカル刀剣乱舞 -東京心覚-

 

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musical-toukenranbu.jp

 

東京公演、観てきました!

今回、東京公演無事完走できて良かった~と思っていたら、地震で地方公演一部中止。

やるせなさでいっぱいです。

でも、こればっかりは誰も責められないし、とにかく自分の身の安全を第一に、無理しないで下さいという気持ちです。地方の方は待ちに待った現地公演ですから、悲しい気持ちは我慢せず、吐き出して少しは楽になって欲しいなと願っています。

 

そんな中ですが、忘れる前に観劇記録を残します。

 

 

 

一回きりの観劇かつ、配信も観ていないので色々違っているかも。

 

私個人の感想としては、とっても面白かった~~!!です。

久しぶりに劇場で没頭して世界に浸れました!

 

私の刀ミュ観劇のスタンス

・原作は6面で離脱後ほぼノータッチ(ゲーム苦手です)

・アニメは活劇はちゃんと見ました(花丸は途中で離脱)

・今回登場する刀剣男士の詳細は一切知らない

・まっさらで見たいので事前の情報収集はしない

・他の舞台(宝塚・グランドミュージカル等)と同じようにフラットに楽しんでいる

歴女でもない

ため、頓珍漢なことを言っているかもですが、スルーでお願いします。

 

ストーリについて

今までの作品に比べて抽象的な話?だったかと思います。だから、ちょっと感情移入しずらくて、とっつきにくさがあったかも。

刀ミュも回数を重ねて、同じことを繰り返さないで違う方向へのアプローチをしようとしてますよね。編成も、6振りでなく8振りだったし。水心子と源清麿は班編成とは別枠なのかな。

 

今まで、ある一点の時代の、歴史上の人物に寄り添って一緒に困難を乗り越える展開だったので、分かりやすく登場人物に感情移入しながら観られたのだと思います。

今回、「東京」という「土地」を舞台に、そこで繰り広げられた営みを横断して見ていくことで、今までのシリーズで散りばめられてきた「守るべき歴史とは?」「三日月宗近の行動の意味」あたりに、一つの答えというか、救いを見せたストーリーだったと思います。

 

冒頭、現代の映像のようなものがあり、出陣する刀剣男士達も見た目が現代人っぽい印象だったので、現代遠征するのかと思いました。

大典太光世&ソハヤノツルキ⇒新宿歌舞伎町
豊前江⇒六本木
・桑名江⇒渋谷か練馬(笑)
・水心子正秀&源清麿霞ヶ関
・五月雨江&村雲江⇒渋谷・原宿(尻尾が携帯に昔よくついてた尻尾にしか見えなかった)

現代の生活に溶け込みながら歴史改編と戦うみたいな。

全然違ったけどね。

 

主に

平将門

江戸城を築城する太田道灌

・将門の怨霊を封印しようとする天海

・幕末の勝海舟

4つの時代を並行で見せ、同じ土地で様々な営みがあったこと、それを断片的に見せて、水心子の記憶の混乱と重ね合わせて見せてたのかな~と。

分断的に見せていたので、分かりにくさもあったのかな。私は考えるより感じろ系なので、俯瞰して見ちゃったからざっくりとこんなもんか~で進んでた(笑)

特に天海のシーンはカッコいいけど何で霊力バトル繰り広げているのか意味が分からなかったし(笑)

勝海舟がつば飛沫だけで時間遡行軍倒してたの笑った。

 

これと別に、桑名江が耕し山吹を植えた世界があります。

私はあれ、最初本丸なのかな~と思ってたのですが、そうではなく、別次元(放棄された世界?)のようですね。

本丸のあるところってどこなんでしょうか?(公表されてたらすみません)

未来なのに、純和風で古風な生活をしているので、個人的に日本の歴史の時空とは違う別空間に住んでいると想像してました。その、別空間は何もない場所なので、桑名江が開拓して、新たに人の営みを生み出しているようにも思えました。

 

勝ったものの歴史が正しくて、負けた方が可哀想だから、負けたものにも救いをってのは、ある意味傲慢なのかも。負けた方が皆哀れなのか。ほっとけ!そこに俺が存在してたそれだけでいいだろ!みたいな。
それに、何かを成した人しか歴史として語られないのだから、語られてない多くの人々の営みは歴史じゃないの?って言うとそうではないし。

名も無き多くの人々が存在して大きな河となって歴史は紡がれる、あなたもその一部だよってことかな?

 

私だって、きっと歴史には残らない一人だろうし。
例え形に残らなくってもそこにあなたは存在し生きてた、それでいい。

哀れむことも哀れまれることもない、そう受け取ったよ。

 

2部について

K-POPぽい楽曲。歌というよりはダンスで魅せる感じ。

相当練習したのでしょうか。フォーメーションダンスに感動した。

そして一人一人お歌うまいし、魅せ方も上手いし、まさかのボイパ披露されるし(笑)

何でもありだね刀ミュ(笑)

ボイパ始まった時動揺し過ぎて笑いが止まらなかった。なぜみんなあんなに冷静でいられたの??

 

衣装が、水心子&清麿、大典&ソハヤ、江 それぞれのチームで違ってて、それぞれのチームらしいデザインになっててすっごい良かった!

第3形態は、所々大胆にシースルーで、私は直視するの恥ずかしくなりました。

豊前江ヤバイ~

水心子の露出が無いの、解釈が一緒過ぎてデザイナーとハグしたくなった。

 

そして、いつもの和太鼓のシーン、私は天海様のオレンジ(袈裟の色)を振ってました。天海様頑張れ!

刀ミュおなじみの歴史登場人物の和太鼓シーン。生きている時代も違うお三方が和太鼓叩いているのシュール。

2部は冷静になってはいけないと思いつつ、ふと我に返ると「なぜ私は天海にペンラ振ってるのか…(宇宙猫)」ってなります。

 

登場人物について

 

皆すっごい良かった!

お芝居もお歌も、あまり存じない方ばかりでしたが、それぞれの人物がどんなキャラクターなのか分かりやすく、自然で、違和感なく世界に溶け込めました。

特に、小西君の水心子、顔も良く見えないような衣装なのに、佇まいや歌声でその戸惑いや決意、まだ未熟な感じもよく分かってすっごい良かった。

 

今回豊前の女で臨んだのですが、皆が良過ぎて、ペンラ赤振ってるの申し訳ないくらい。みんな大好き!って全部振りたかった(だからペンラ8本まで解禁されたの?でも同時に触れるのは6本…)。

 

豊前がね~、1部では皆が慕う兄貴分な笑顔の一方で、刀剣男士としての職務を全うする冷酷さがあったりとか、もう、すきぴポイントが上がりまくりました。完全にリア恋枠。

2部の笑顔も素敵でした。さらに好きになったよ!

 

江もだいぶそろいましたし、Team江で全国ツアーしましょう(笑)

 

 

本当に満足感でいっぱいの観劇でした!中止を乗り越えて、この後は最後まで完走しきれることを願っています!