好きなことを無理せず楽しみたい

観劇や音楽鑑賞等について思ったことをそのまま書いてます。無理せず楽しむのがモットー。

ROMEO&JULIETTE

ROMEO&JULIETTE(3/6ソワレ) 

 

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東京国際フォーラムC


ロミオ:古川雄大

ジュリエット:木下晴香

ベンヴォーリオ:三浦涼介

マキューシオ:黒羽麻璃央

ティボルト:廣瀬友祐

死:大貫勇輔

 

やっぱり大好き💕

 

 

予算とスケジュールの関係で一回きりの観劇。


 

幕に移るロミジュリのロゴを見ただけで胸が弾む。

大貫さんの死の舞からヴェローナの民が出てきて争いを始めてって、何度も見ているけれど、毎回このワクワク感に震えてます。

 

楽曲が好きすぎて、ここ数年はほぼ毎日聴いてるぐらいなので、それを目の前で歌ってくれるだけでも幸せです。

 

ロミオ:古川くんのロミオ、一人異質というか浮世離れしているイメージ。ふわふわしてる。前回は馬場さんのベンヴォーリオが母のように面倒見てくれないと生きてけなさそうな印象だったのですが(笑)今回のロミオは、自分で考えて運命の人との出会いをじっと待っている感じ。

前回から本当に様々な舞台でずっと活躍されていたので、歌い方も振る舞いも全然違ってました。

今回は映像に残るということで、もうロミオは最後なのかなと勝手に想像。

夏にはトート閣下ですものね。楽しみです。

 

ジュリエット:晴香ちゃん!本当に、理想のジュリエットでした。

育ちのよさそうな、本当に箱入り娘という印象。気品と透明感と、純真無垢な感じがあふれていてとっても素敵でした。何より歌声が素晴らしい。清らかで芯のある歌声。ずっと聴いていたかったです。

ロミオとの未来しか考えられない、ひたすらロミオにまっすぐに、真実の愛を信じているジュリエット。

ゆんロミオとの”エメ”は本当に最高でした。

 

ベンヴォーリオ:三浦くん。1789からるろうに剣心、ロミジュリと昨年からコンスタントに舞台で観ておりますが、本当に顔が良い(そこ?)

前回の馬場くんのお母さんのようなベンヴォーリオを想像していたので、りょんベンヴォーリオは、等身大の若者という感じで新鮮でした。

あの気品あふれる雰囲気からのハスキーボイス。素敵です。

”世界の王”でソロを歌っている時、少しロベピエをほうふつとさせる力強さを感じ、革命始まりそうでした(笑)

このベンヴォーリオは、ロミジュリの死後ヴェローナを変えてくれそう。

 

マキューシオ:まりおく~~~~~~~~~~ん!!

本当に、この世界線に彼がいることに震えた!

ぶっちゃけうらやましい!!

りゅうじ君にもやって欲しいマキューシオ!

第一声から麻璃央君の声じゃないくらいドスの利いた声。歌も安定していて、とっても良かった!

楽曲がとっても素敵だけれど、音域が広くて、日本人が出しにくい音域だったり、低い所で力強く歌わなきゃいけないところもあって、歌いこなすの大変だろうけれど、全然問題なかったよ~!

ティボルトに煽られて「ぶっ殺す!」ってところ、本当に迫力があって良かった。

 

ティボルト:ヒロ君。

こちらも1789からるろ剣と、何ならギャッツビーとか、ここ数年で結構いろんな舞台で拝見させていただいているお方。

前回と全然違うティボ様でした。高貴で、気品がある。でも、周りの大人に振り回されて腐るしかなかった青年。やりきれなさから憤り、周りに当たり散らすしか方法が無い感じ。ロミジュリの物語で、一番感情移入できるのティボ様なんです。

とにかくスタイルが異常に良い。ほぼ足?色気もヤバイ。

歌声もさらに力強くなって、ドキドキしてしまう。

 

死:大貫さん。

大貫さんのダンスが本当に素敵。ダンスというか、今回のはセリフの無い身体表現での演技。圧巻過ぎました。正直、大貫さん出てくるとついそちらを見てしまう。存在感がうるさいとかではないんですよ!本当にいつの間にか居るんです。そして、細かな所作で表情や雰囲気をつくりだすのが見事過ぎて。顔は見えないのに。

始めは黒いコートと目深までかぶったハットで、静かに遠くで佇んでいるだけ。だんだん、ロミオと距離が近づき、ロミオがヴェローナを追放された瞬間帽子を脱いで、死が顔を出す。ゾクゾクしてたまらなかったです。

そこから、衣服を脱いで存在感を増していく。

ロミオの”憎しみ~エメ”のダンスが本当に好き。最後、空中で一回転して背中で地面に落ちるダンスが、重力を無視していてびっくりする。

本当に、本当に好きな俳優さんでダンサーさんです。

 

大人組(まとめてしまってすみません)

おささんのキャピュレット夫人はとてもエロかった。熟女というか、女を捨ててない感じ。ティボルトに女として見られたいというのが強く出ている。

ジュリエットに、父親の真実を歌う時、結婚について語るとき、彼女はそうしてきたのだから当然という、嫌みではなく当たり前のように語るのが、切ない。

岡さんは、何だろう、しどころが無い感じ。家も借金まみれで、妻ともうまくいっていなくって、現実から目を背けて女とお酒に逃げている。

最後ようやっと家とモンタギューとヴェローナのこれからと向き合えたのかなと。

岸さん。前回の大公がとっても威厳があって素敵だったので、役が変わってしまったのがちょっと残念でしたが、ロレンス神父も素敵でした。

サカケンさんのロレンス神父の胡散臭さ(失礼)が印象的過ぎて、今回のロレンス神父がとてもまともに感じられた(笑)

石井さん:本当に素敵な声。

 

演出については、やっぱり宝塚版の古典的なのが私は好きです。

現代風にアレンジしているのだけれど中途半端な印象。携帯が出てくると急に夢から覚める感覚が。取り入れ方が唐突なのかな?

「メアド教えて」と「携帯失くした!」が、どうしても笑ってしまう。

 

本当に素晴らしい舞台でした。

そろそろ宝塚でも公演して欲しいな。

 

 

この、大好きなロミジュリの後にこちらが控えております。

 

勝手に私の中でハードルが上がっています(笑)

どうして演目を被せるのか!!

でもとっても楽しみだよ!!

 

 

 

 


ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』公開ゲネプロ(古川・葵・三浦・平間・渡辺・大貫)ver.|エンタステージ

 


ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』公開ゲネプロ(大野・木下・木村・黒羽・廣瀬・大貫)ver.│エンタステージ