ファントム
ファントム
だいきほの歌声の美しさにひたすら涙。
ラブ・ネバーダイからのファントム!
この作品の再演を心待ちにしてました。この時代に生きてて良かった!と思えるほど最高でした。
とにかく、望海さんのエリック×真彩さんのクリスティーヌの歌声の破壊力。
特に希帆ちゃんが歌うたびに条件反射の如く泣いてました。
曲がとにかく大好きで、繰り返し聴いているこの作品。
希帆ちゃんのクリスティーヌの可憐で、透き通った存在感に震えた。
だいもんのエリックは、触れたら壊れてしまいそうな、死が常に隣にあるような、でも心から音楽を愛している人らしさもあって絶妙でした。
ジェラルド(彩風さん)と心を通わせるシーンでは、何度も見ているシーンだけれど泣かずにはいられなかった。曲がいいんだよ!とにかく!!
カルロッタ(舞咲さん)のお芝居が巧み過ぎた。セリフ回しから歌い方から圧倒的。
最高!
エリックの真実の素顔を見て、悲鳴を上げて逃げていくクリスティーヌの反応がリアル。悲鳴もそこそこに腰が引けて逃げ出す感じ。私も傷付いた。
(正直宝塚だから、逃げ出すほどそこまで醜い顔じゃないけど←)
クリスティーヌが去った後のだいもんの悲痛な叫びが苦しい。
「あなたの手で終わらせて欲しい」とジェラルドに願うエリック。
自分の運命を問い続け、音楽を愛し、クリスティーヌという自分が生きる意味を見つけたエリックの悲痛な、でも心からの願いが辛かった。
最後、My True Loveを歌いながら銀橋を渡るクリスティーヌ。一筋の涙が儚い。空気に溶けて消えてしまいそうで、そこから、エリックの音楽にまた触れ、エリックに包まれるような感覚になり終幕。
宝塚の良い所は、どんなに悲しくて辛くても、フィナーレというショーレビューがあるので、良い人も悪い人も、死んだ人もみんなキラキラ歌って踊って楽しい気持ちで帰れるところですね。
今回はロケット辺りまで余韻が抜けずに茫然としてましたが。
エリックとクリスティーヌがデュエットダンス踊ってくれるからね。幸せなifですね。
本当に素晴らしい舞台を有難うございました。
既に手元にBlu-rayも届いたので、リピートしたいと思います。