好きなことを無理せず楽しみたい

観劇や音楽鑑賞等について思ったことをそのまま書いてます。無理せず楽しむのがモットー。

ミュージカル『マリー・アントワネット』

 ミュージカル『マリー・アントワネット

 

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 フェルマ尊い

 

 

観劇してから期間が開いてしまいました。
私の忘備録なので、忘れる前に記録。

ベルばら好きとしては見ないという選択肢はなかった。


もう、笹本マリーが・・・!笹本マリーが最強に最高に可愛くて美しくて、笹本さんのファンになって帰ってきた(笑)

今回は笹本さんの回しかとってなかったのですが、予想外に笹本さんが大好きになって、インスタをファッションアカ含めフォローしました←
それぐらい素敵なマリーだったのです。


マリーの描かれ方が一番好き。
ポップでキュートなマリーが1789の世界でのマリー・アントワネットであれば、今回のマリーは一人の女性としての、様々な解釈の中でもマリーのありのままの姿を描くことに焦点を当てている物語だったと思う。
他国へ嫁ぎ、周りは敵だらけで、政治の才の無い内向的な国王の下で精一杯子供たちを愛して、自分を保つために着飾っているマリーが愛おしい。
そして、フェルゼンという存在が大きかったんだなと思った。

マリーの仕立て屋で、ドレスとジュエリーにキャッキャしてるの愛しさしかない。
市民の生活考えると腹立たしさもあるけれど、笹本マリー可愛すぎた。可愛さが天元突破。私に財力があればあのドレスも首飾りも買ってあげる!

母親としてのお芝居が真に迫っていて、たまらなかった。
「明日は幸せ~♪」って子供たちと歌っているシーンは、歌声も表情も柔らかくって、実際にお子さんがいるからか分からないけれど、母性が溢れてた。女神のようだった。あのシーンは絵にして居間に飾りたい。
だから、後半のコンシェルジュリーで過ごしているところとか、泣けて泣けてしょうがなかった。
ルイ・シャルルが連れていかれる所とかもう、辛くて辛くて・・・。あの後のルイ・シャルルの顛末も本当に悲惨だから、恐ろしくてたまらなかった。
とにかくショッキングだったのが、ランバル侯爵夫人の最後。ギロチンに掛けられて、首と体をはりつけにされて民衆が行進しているシーンが衝撃過ぎた。人ってここまでできるんだって。

裁判のシーンも苦しかった。あんなに子供たちを愛し守っていたマリーに、子供に性的虐待をしていた容疑で裁判にかけられて有罪にされ、処刑されるなんて。
それでも、王妃としての尊厳を曲げずに法廷に立ち続けたマリーに、涙が止まらなかった。
「プライドの高さと無知、人を信じすぎることが罪」とは、その通りだと思うよ。
法廷で、葛藤しているマルグリットが、彼女はこの状況の中でまともな感覚を忘れていないのだと、一番感情移入して見ていた。

もう一人の主人公マルグリット。これも昆マルグリットしか見られてなくて、本当に偏った回しか見られなかった(笑)
昆さんの、小さな体から迸るエネルギーが、本当に凄い。涙出た。もー、本当に素晴らしいです。昆さん好き。ちっちゃくて可愛らしいのに、どうしてあんなにエネルギーに満ち満ちてるんだ。
貧困にあえぐ中で必死に強く生きている彼女。
マリーと接して、自分が行ってきたことがどういうことなのか、考えて悩んで行動できる彼女が尊かった。昆さんのお芝居が本当に好きです。
笹本さんが、前回はこの役をやっていたと知って、それも観たかったな。

まりおさんのフェルゼンが素敵過ぎた...これは惚れない理由が無い。包容力もマリーへの愛の深さも、知的な様子も、まりおフェルゼン素敵すぎた。
ゆんフェルセンのドール感。存在が貴公子。私の中で軍配はまりおフェルセンだなー。まじで恋して帰ってきた。帝劇で千穐楽寂しい。

胸キュンではなく、思い慕う恋愛が好きだ。昭和の少女漫画みたいな。
だから、フェルマリは見ていて楽しいのかもしれない。
りゅーじさんにもそんな恋愛ものに出ていただけると、とっても私は楽しい。思い慕い、慕われどちらでも。ハッピーエンドでも叶わなくてもいい。

吉原さんの歌声が素敵。
彩吹さん、水さんの時の雪組が大好きだったから、今回見られて嬉しかった。
仕立て屋夫妻最高でした。殺伐とした中での癒し。

声を聴けば一瞬で分かるサカケンさん。やっぱりいい声ですよね。
お芝居も、ああいう一癖ある役本当に上手い。好き。

後半が辛すぎて、目を覆いたくなるけれど、でも、マリーの解釈が好きだから何度も見たくなる。
もっと通いたかったな。

 

 

 

絶対買う~(>_<)

個人的にベストキャストが笹本マリー・田代フェルセン・昆マルグリットだから、ちょっと組み合わせ残念なのだけれど、笹本マリーが可愛くて可愛くて、また見られるのなら至極光栄の極み💕

 

建て替え後初めての帝劇?だったんだけど、椅子がスプリングしっかりで凄く座りやすくなってた。快適~。

 

併せて1789のDVDも貼っておきます。

全くフランス革命の描かれ方も市民の描かれ方が違ってて、こちらもドラマチックで大好きです。

 

本当に最高でした!

この舞台と、笹本マリーに出会えたことに感謝!!

 

 

 


『マリー・アントワネット』2018PV【舞台映像Ver.】


博多座9月公演『マリー・アントワネット』舞台映像ダイジェスト