好きなことを無理せず楽しみたい

観劇や音楽鑑賞等について思ったことをそのまま書いてます。無理せず楽しむのがモットー。

陰陽師(プレビュー公演)

陰陽師

(プレビュー公演)

 
 
 
周りがとてもよかった〜と好評価だったので、当日券取って観てきました。
日本青年館、またしても2階席(笑)いつか1階席でちゃんと舞台観たい。
 
 
まず、良いところから。キャストがナルステメンバーばかりで、勝手に知り合いの舞台見に来た気持ちになってました。
良知さんは相変わらず素晴らしかったです。この舞台は良知さんでもっているような感じ。
衣装が細部まで凝ってて、凄く動きにくそうなのに、裾さばきとか小道具・大道具の扱いとか凄くきれいでした。本当に皆さん凄い。
OP/EDで歌われてる主題歌も豪華で、耳にずっと残ってる。
薄いスクリーンが張られていて、そこが透過し後ろにメンバーが登場~OPの流れは鳥肌もの。
 
★キャストについて
バレエダンサーな女性が好きなので、バレエっぽい動きと立ち姿のかのんちゃんがひたすらツボでした。骨格が美しい。所作が美しい。
衣装も尾羽?のようなものがふわふわ動いてるのが細部までこだわっていて素敵だなって思いました。
靴がナルステと同じ、安定の指が描いてるやつで、ほっこりした(笑)

 

きみさわさんが元気に動き回ってるの見て、ほっとした。 背中にしょってる瓢箪?扱いずらそうとずっと気になった。
カテコでは客席を最高に盛り上げてくださって、本当に有り難うございます。

 

みみちゃんが、圧倒的に光ってました。2階席でも台詞も歌詞も一番明瞭に聴こえてきて、お芝居も2階席まで届いてて、みみちゃんやっぱり本当に本当に大好きだって思った。

宝塚時代は退団公演が観劇できて、その時はあまり歌うまさんという印象は持っていなかったので、進化にビックリ。お芝居もさらに深みが増してて素晴らしかったです。

 

観劇した日は良知さんのお誕生日で、一緒にお祝いさせていただきました。さらに、お見送りはまさかのW清明でビックリした。

良知さんガン見しました(笑)本当、お見送りまでお疲れ様ですとしか言いようがない。
良知さん相変わらずとても良い声だし、聡明で包容力のある感じが素敵でした。立ち回りの所作も美しい。2.5でしかまだお目にかかれてないので、ストプレも見たい。
 
佐々木さんは名前はめちゃくちゃお見掛けしていてずっと気になっていた俳優さん。今回が初見でしたが、とっても良い歌声でした。前髪ぱっつんの中性的なイメージがあったので、黒清明の存在感と迫力にイメージと違う!凄い!!と思ってしまった。
 
 
★物語について
作品の感想は、豪華だけど物語と演出があんまりツボにはまらなかった。もったいないという印象。
各キャラクターの自己紹介ソングを二時間半かけて聴いてる感じ。キャラクター登場→紹介ソングorバトルソング→和解して暗転の繰り返しで単調に感じてしまった。
ようやく自己紹介が終わって、清明と神楽の真相と黒清明との戦いがこれからというところで終わってしまったので、これで終わりなの?って思った。ゲームシナリオだけじゃ正直内容は薄くなっちゃうと思う。もっと深めて肉付けしてくれないと題材やキャラクター、キャストが粒揃いなだけに、勿体ない印象で終わっちゃった。
 
プロジェクトマッピングが多用され過ぎるのも個人的には思うところがあった。ものすごく幻想的で美しかったけれど、使い過ぎでくどく感じた。多分、映像の中で演技すると、より二次元に飛び込んだように見えてくるのが、視覚的にも2.5ぽさが増すのかなと思うけど、全体に使われ続けると観てて疲れる。暗転が多いからかも?これはナルステでも思った。
舞台装置やセットを工夫してたから、それだけで良かったのでは?と思うシーンも多々あり。
最後だけ桜を紙吹雪とかで表現したりとか、古典的な方法取ってみたらダメでしょうか。
 
 
なにより、日本青年館の二階席について。まじで見えないな!っていう怒りが(笑)
舞台手前が本当に見えないから、何やってるかよく分からないシーンが多数。前のめりにならないようにって注意書されてたけど、いや、前のめらないと見えないからって思った。周りのひとは本当になるべく動かないように我慢してたけど、段々見えなさすぎてて首動かしたりしてたので、もうこれはしょうがないよね。あと3〜5歩、後ろに下がって芝居してくれたら2階席観やすかったかなと。
1階席で見たらもう少し印象も違うシーンもいっぱいあったかなぁ、これでS席料金は悔しいぞ←

 

 
中国・日本の合同制作ということで、題材もキャストも、舞台装置・衣装とっても豪華なだけに、もったいないな~が多い舞台に感じました。
 
中国でのツアーも始まっているので、日本と違う環境での公演、みなさん怪我の無いよう最後まで完走できることを願っています。