好きなことを無理せず楽しみたい

観劇や音楽鑑賞等について思ったことをそのまま書いてます。無理せず楽しむのがモットー。

エリザベートー愛と死の輪舞ー

エリザベート-愛と死の輪舞-

 

三井住友VISAカード ミュージカル

エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』

脚本・歌詞/ミヒャエル・クンツェ
音楽/シルヴェスター・リーヴァイ
オリジナル・プロダクション/ウィーン劇場協会
潤色・演出/小池 修一郎 演出/小柳 奈穂子


ウィーンで誕生したミュージカル「エリザベート」が、黄泉の帝王トート(死)を主役に置き、宝塚独自の装置、衣装、振付による宝塚版として初めて上演されたのは1996年。独創的なストーリーと美しい旋律で彩られたミュージカルは多くの人々を魅了し、宝塚歌劇を代表する人気作となりました。日本初演から20周年を迎えた2016年、朝夏まなとを中心とした宙組が、その歴史に新たな1ページを刻みます。

http://kageki.hankyu.co.jp/revue/2016/elisabeth/index.html

 

黒猫しっぽ黒猫からだ黒猫からだ黒猫からだ黒猫からだ黒猫からだ黒猫あたま

 

 

念願のエリザベート観劇です。最高でした!

 

しかも前から4列目中央の席。こんな神席私に来るだなんて!

さらに、宝塚でのエリザ1000回公演記念の回で、まぁ様コメント&記念ブックマークをもらっちゃいました。何という偶然!

 

 

今の宙組の、組としての力が生かされたエリザベート。安心して見られました。

 

○まぁ様トート閣下

始まる前は、まぁ様のトート厳しそうと思ってました。本来の持ち味が陽なイメージが強いのと、お顔の造形的にトートは違うなと。でも、それは杞憂に終わりました。最高!!

衣装がロック調で爬虫類感強く、これはこれで新しいトートだなと。人外感が強かったです。人間味を感じず、だからこそ後半の感情的に揺れ動くさまが鮮やか。

長い手足を活かしてヌルヌル動くトートでした。舞台装置と組み合わさって足音もなくヌルっと表れていつの間にかそばにたたずんでいるトートが不気味。

歌声も安定感バッチリで最高。

鏡の間のシーンは、銀橋に座るトート閣下が邪魔でシシイが見えないという豪華な悩みがありました(笑)

最後のダンスのロックな歌い方、リズム刻んでていい!

 

○みりおんシシィ

歌声は問題なし!安心して見てられるけれど、ちょっと優等生さが出てて、私の好みのシシィではなかったかな?何だろう、もっとシシィはエゴイスティックなんだよね。安定感や安心感はいらない。不安定で多少病んでて揺らいでるくらいがいい。そういう意味でみりおんのシシィはやっぱり彼女の生真面目さが邪魔しちゃったかな。

でも、娘役としてますます磨きがかかって少女時代は可憐だし、鏡の間は息を飲むほど。

まぁみりのフィナーレのデュエットダンスはキレッキレで良かった。

そして、みりおんに色気という文字はないのだなと改めて思った(笑)

 

○まかじぇフランツ

まあ様と逆のほうがキャスティング的にあってるよね、番手の壁よ・・・と思いましたが、まかじぇのフランツ素敵でした。いい具合に木偶の坊(誉め言葉です)

イケメン過ぎて嫌いになれない(笑)

いつかまかじぇのトート閣下観たい。

 

○愛ちゃんルキーニ

スタイルがよすぎてルキーニではない・・・(笑)でも、愛ちゃんの新境地、すっごく素敵に演じてました。

 

○ルドルフずんちゃん

ずんちゃんルドは真面目さゆえに自分を追い詰めてる気がする。革命に使命感を感じる。このままでは国は駄目になると危機感を持っている。だからこそ父親との決裂は、理解を得られなかった悲壮感と志が途絶えた瞬間だったし、母親から突き放されて自分の存在さえも否定されたように感じられて、死に走ったのだと思う。

 

追記:DVD見て、他のルドルフについても。澄輝さんはもうその立ち姿からバッドエンドしか見えない儚さ(笑)、りくはかなめさんのルドルフにちょっと似てたかも。感覚的だけれど。そして汗だく愛おしい。

 

ゾフィーせーこ

貫禄あるけど、華奢すぎ。もっとお肉付けたほうが恐怖の皇后っぽい。

 

○マダムヴォルフうらら

 

フィナーレの、まあ様娘役侍らせて「最後の~♪」で登場するところ痺れた素敵。

その後の、高身長宙男たちの群舞かっこよすぎて吐くかと思った。まじカッコいい!!

 

 

本当に生で見られて幸せすぎた。

今度は東宝版を見たい。